日本に温泉がたくさんある理由

日本にはたくさん温泉が出ていますが、温泉の施設数を知っていますか?実は二万軒以上の温泉施設があるのですよ。
温泉好きとしては制覇したいところですが、全部を回るのは大変そうですね!

そもそも温泉がたくさん日本にある理由は、活火山が世界の一割をしめるほどあるためです。雨や雪が地中に染みこんで、地下深くにあるマグマに温められて湧き出て来たものが温泉と言われています。すべてが火山で温められた温泉ではなく、地熱で温められた源泉だったり、海の近くにある浅い源泉だと塩水が混ざっていたり、いろんな種類の温泉がありますよ。調べれば調べるほど奥深い温泉の知識。温泉ソムリエになりたくなってきましたね!

温泉に浸かるのは日本人の文化から

昔の日本人は行水をしていました。行水とは、今でいうシャワーのような感覚でしょうか。お風呂に浸かるという文化ではなく、たらいや桶に汲んだ水で体の汗を流す形で入浴したようです。日本特有の宗教的な考えで、心を清めるために禊ぎをするという習慣もありました。そのため水浴び=心も体もキレイにするという考えを持っている人がたくさんいたのですね。
その後、説法にある「お湯に浸かることで七つの病を除くことができ、七福が得られる」という内容から、水よりお湯のほうが気持ちいいという声や、温泉を見つけるとゆったりと浸かりたいという人が増えて、だんだんと浴びる入浴からお湯に浸かるという文化ができてきたそうですよ。

海外と日本の温泉の違い

海外にも温泉はありますが、日本の温泉とは一味違います。海外の温泉はゆったり過ごすというイメージではなく、遊びに行くようなイメージです。とは言っても日本のスーパー銭湯みたいな遊べるお風呂やホテルの大浴場のような温泉とも異なり、大自然の中の海に入るような感覚で楽しみます。施設自体が自然のままで整備されていないところも多く、草木がボーボーだったり、岩がごつごつしていたり雰囲気が日本とは違うようです。
また、お湯の温度もぬるいところが多いようで、アツアツの温泉が好きな日本人には物足りなさがあるかもしれません。
海外では混浴が一般的なので、水着を着用して入ります。温水プールのような温泉ではバシャバシャ泳いだり飛び込んだり、日本ではタブーとされている温泉の遊び方ができるので、海外の温泉施設にも行ってみたいところですね。